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【夏の投手は「日焼け」を軽く見ない。暑さに負けないためのコンディション管理】

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【夏の投手は「日焼け」を軽く見ない。暑さに負けないためのコンディション管理】

【夏の投手は「日焼け」を軽く見ない。暑さに負けないためのコンディション管理】

夏の野球で「暑さ対策」と聞くと、まず水分補給や塩分補給が思い浮かぶと思います。

もちろん、それは大前提です。

ただ、投手が夏を乗り切るために考えたいのは、それだけではありません。

日焼け、冷房、食事、睡眠、アップ中の過ごし方、イニング間の休み方。

こうした小さな準備の積み重ねが、夏場のコンディションやピッチングを支えます。

【日焼けは、ただ肌が黒くなるだけではない】

「野球をやっていれば、日焼けするのは当たり前」

そう思っている選手も多いかもしれません。

しかし、肌が赤くなってヒリヒリする日焼けは、紫外線によって皮膚がダメージを受けた状態です。

赤くなる日焼けは、簡単に言えば「皮膚が軽いやけどをしている状態」です。

そして身体は、練習で使った筋肉だけでなく、ダメージを受けた皮膚の修復にもエネルギーや栄養を使います。

食事やプロテインで摂ったタンパク質が、すべて皮膚の修復に回ってしまうわけではありません。

ただ、投手はただでさえ、投球やトレーニングからの回復が必要です。

防げる日焼けによって、身体に余計な「修復の仕事」を増やす必要はありません。

日焼け止めは、美容のためだけではなく、夏のコンディション管理の一つです。

・屋外に出る前に塗っておく
・汗やタオルで落ちたら塗り直す
・顔だけでなく、耳・首・うなじ・手の甲も忘れない
・屋外スポーツでは、汗や水に強いタイプも活用する

帽子や長袖なども使いながら、紫外線を浴びる量そのものを減らすことも大切です。

【冷房は必要。ただし「冷えすぎ」には注意】

冷房は、熱中症を防ぐために必要です。

「夏だから身体を冷やしてはいけない」という話ではありません。

暑い時には涼しい場所で休み、しっかり身体の熱を逃がすことが大切です。

ただし、汗で濡れたユニフォームのまま強い冷風を直接浴び続けると、思っている以上に身体が冷えることがあります。

外が暑いと「自分の身体も温まっている」と感じやすいですが、冷房の効いた室内や車内で長く過ごした後は、身体が動き出しにくく感じる選手もいます。

冷房を避けるのではなく、使い方を整えましょう。

・汗をタオルで拭き、濡れたシャツはできれば着替える
・冷風を身体へ直接当て続けない
・室内で冷えた後は、急に全力で動かず、もう一度身体を動かしてから練習や試合に入る

「冷やして休む時間」と「動ける状態へ戻す時間」の両方を作ることがポイントです。

【夏は、水分だけでなく食事も暑さ対策になる】

暑くなると食欲が落ち、朝食を軽く済ませたり、飲み物だけで練習へ向かったりする選手が増えます。

しかし、汗は身体の水分と塩分から作られます。

食事を抜いた状態や、十分に水分を摂れていない状態で暑い場所へ出るのは危険です。

夏こそ、朝食を抜かないこと。

ご飯やパン、麺などで動くためのエネルギーを確保し、肉・魚・卵・大豆製品・乳製品などからタンパク質を摂る。

さらに、野菜や果物、汁物なども組み合わせていきましょう。

一度にたくさん食べられない場合は、練習前後の補食も活用しながら、1日を通して不足を補うことが大切です。

汗をたくさんかく練習や試合では、水分だけでなく塩分も失われます。

水、お茶、スポーツドリンクなどを状況に応じて使い分け、喉が渇き切る前からこまめに補給しましょう。

【投手は、マウンドに上がる前から暑さと戦っている】

投手の暑さ対策は、登板中だけを見ても足りません。

試合前のアップ、キャッチボール、ブルペン投球。

マウンドへ上がる前から、すでに身体には大きな負担がかかっています。

さらに登板後も、守備の時間やイニング間に強い日差しを受け続けます。

だからこそ、試合が始まる前から計画的に水分を摂ること。

休める時には日陰や涼しい場所へ入り、イニング間にも少しずつ水分を補給すること。

必要に応じて、冷たいタオルなどで身体の熱を逃がすことも大切です。

また、気温だけでなく、湿度や日差しも含めた「暑さ指数(WBGT)」を確認し、練習量や休憩の回数を調整する必要があります。

次のような変化が出た時は、「まだ投げられる」と我慢してはいけません。

・めまい、立ちくらみ
・筋肉のけいれん、こむら返り
・頭痛、吐き気
・いつもと違う大量の汗、生あくび
・反応が鈍い、受け答えがおかしい

早い段階で指導者や周囲の大人へ伝え、涼しい場所へ移動して身体を冷やしてください。

自力で水分が飲めない、意識や受け答えがおかしい場合は、すぐに救急車を呼ぶ必要があります。

【夏の成長を止めないために】

日焼け止めを塗る。

朝食を食べる。

喉が渇く前に水分を摂る。

休める時に身体を冷やし、冷えすぎたまま急に動かない。

体調がおかしい時は、無理をせずに伝える。

どれも特別なことではありません。

しかし、こうした当たり前の準備を続けられるかどうかが、夏の練習の質や試合でのピッチングを左右します。

PitchersAcademyでは、投球フォームや球速アップだけでなく、選手が継続して成長するためのコンディションづくりも大切にしています。

夏を「ただ耐える」のではなく、良い状態で練習を積み重ねる夏にしていきましょう。

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