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【球速アップの秘訣!下半身と体幹の使い方をマスターせよ!】

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【球速アップの秘訣!下半身と体幹の使い方をマスターせよ!】

球速アップの秘訣!下半身と体幹の使い方をマスターせよ!

マウンドでの活躍を夢見る野球選手の皆さんへ! 昨日は、投手の生命線である「肩・肘」のケアと強化についてお話ししました。今日は、多くのピッチャーが目標とする「球速アップ」に直結する、下半身と体幹の使い方について深く掘り下げていきます。

「球速を上げるには、腕力が必要だ!」と思っている人もいるかもしれませんが、それだけではありません。プロのピッチャーを見ても、腕ばかりで投げている選手はいないですよね?彼らは、体全体、特に下半身と体幹の力を最大限にボールに伝えているのです。この秘訣を知って、皆さんも球速アップを目指しましょう!


球速の源は「地面反力」と「運動連鎖」!

腕を強く振ることももちろん大切ですが、球速の本当の源は、地面から受け取る「地面反力(Ground Reaction Force)」と、その力を効率よく全身に伝達する「運動連鎖(Kinetic Chain)」にあります。

  • 地面反力: ピッチャーがマウンドを強く蹴ることで、地面から体へ押し返す力が生まれます。この力が大きければ大きいほど、投球動作の初期エネルギーが大きくなり、球速向上に繋がります。

  • 運動連鎖: 地面反力によって得られたエネルギーを、足元(下半身)から始まり、体幹、肩、腕、そして指先へと、まるでムチがしなるようにスムーズに伝えていく過程です。この連鎖のどこか一部でもスムーズさを欠くと、エネルギーが途中で逃げてしまい、本来の球速が出ません。また、特定の部位に過剰な負担がかかり、怪我のリスクも高まります。

つまり、球速アップの鍵は、いかに効率よく地面反力を生み出し、それをロスなくボールに伝えるか、ということなのです。

パワーを生み出す「下半身」の強化!

下半身は、投球動作におけるパワーの「エンジン」です。力強い下半身が、投手としての土台を築きます。

1. 下半身の主要な筋肉を鍛えるトレーニング

  • スクワット: 大腿四頭筋(太もも前)、ハムストリングス(太もも裏)、大臀筋(お尻)といった下半身の主要な筋肉を効率よく鍛えることができます。

    • ポイント: 足を肩幅に開き、胸を張って、椅子に座るようにゆっくりと腰を下ろします。膝がつま先よりも前に出すぎないように意識し、お尻を突き出すようなイメージで行いましょう。最初は自体重から始め、慣れてきたらダンベルやバーベルで負荷を上げていきます。

  • デッドリフト: 背中、お尻、ハムストリングスといった体の裏側全体を鍛えることができる、全身の力を引き出す効果の高いエクササイズです。地面にあるものを持ち上げる動作は、投球時の「軸足でのタメ」や「地面からのパワー伝達」に近い感覚を養えます。

    • ポイント: 正しいフォームで行わないと怪我のリスクが高いため、まずは軽い重さでコーチやトレーナーの指導のもと、フォームを完璧に習得することが重要です。

  • ランジ: 片足ずつ負荷をかけることで、より実戦に近いバランス感覚と下半身のパワーを養います。

    • ポイント: 前に踏み出すフォワードランジ、後ろに引くリバースランジ、横に踏み出すサイドランジなど、様々な方向で行うことで、投球時の多様な体重移動に対応できる下半身を作ります。膝の角度を90度程度に保ち、体を安定させながら行いましょう。

2. 爆発的なパワーを発揮する「プライオメトリクス」

短時間で爆発的な力を発揮する能力を鍛えるトレーニングです。ジャンプ動作などを通して、下半身から生み出したパワーを瞬時に伝える練習をします。

  • ボックスジャンプ: 膝を深く曲げて沈み込み、そこから一気にジャンプして、目の前の台(ボックス)の上に飛び乗ります。着地は膝を柔らかく使って衝撃を吸収しましょう。

  • メディシンボールスラム: 軽めのメディシンボール(2〜4kg程度)を頭上まで持ち上げ、下半身と体幹を使って地面に叩きつけます。これは、下半身からのパワーを体幹を通して地面に伝える動きを練習します。

運動連鎖を繋ぐ「体幹(コア)」の強化!

体幹(コア)とは、お腹周り、腰、背中などの胴体部分を指します。この体幹は、下半身で生み出されたパワーを腕に伝える「連結部分」であり、投球動作の安定性と回旋パワーの源です。ここがブレると力が逃げてしまい、球速が落ちたり、フォームが崩れて怪我のリスクが高まったりします。体幹を強化することで、安定した投球フォームと強い球を生み出せます。

1. 体幹を「固定」する力(スタビリティ)

  • プランク: うつ伏せになり、前腕とつま先で体を支え、体を一直線に保つ運動です。お尻が上がったり下がったりしないように、お腹とお尻をキュッと締めましょう。

  • サイドプランク: 片側の前腕と足で体を支え、体を横一直線に保ちます。横方向への安定性を鍛え、投球時の体のブレを防ぎます。

  • バードドッグ: 四つん這いになり、対角線上の腕と脚をゆっくりと上げ、体を安定させる運動です。体幹の安定性を保ちながら、手足の動きをコントロールする練習になります。

2. 体幹を「回旋」させる力(ローテーショナルパワー)

投球動作では、体幹を力強く、素早く回旋させる動きが非常に重要です。

  • メディシンボール・ローテーショナルスロー: 軽めのメディシンボール(2〜4kg程度)を使い、投球動作に近い体のひねりを使って壁やパートナーに投げます。下半身からの力を体幹で受け止め、腕に伝える連動性を意識して行いましょう。横向きに立ち、体をひねりながら投げるサイドスローなどが効果的です。

  • ケーブルを使ったローテーション: ケーブルマシンがあれば、投球動作に近い回旋運動を、安定した負荷で行うことができます。

強化と連動!実践へのつなげ方

これらの下半身と体幹のトレーニングは、ただ単独で行うだけでなく、投球動作全体の中でどのように活用されるかを常に意識することが大切です。

  • シャドウピッチング: 筋トレ後に、ボールを使わずにシャドウピッチング(空気投げ)をすることで、鍛えた下半身と体幹の動きを投球フォームに落とし込む練習になります。

  • 全身の連動を意識: 「地面を蹴る→骨盤が回る→体幹がひねられる→腕が振られる」という一連の運動連鎖を、頭の中でイメージしながらトレーニングを行いましょう。

トレーニング計画の注意点

  • 正しいフォームの習得: 怪我予防と効果の最大化のためには、まず「正しいフォーム」を習得することが何よりも大切です。無理な負荷をかける前に、コーチやトレーナーの指導のもと、適切なフォームを身につけましょう。

  • バランス良く鍛える: 下半身、体幹、そして昨日話した肩・肘周りの筋肉をバランス良く鍛えることで、全身の運動連鎖が最適化されます。

  • 適切な休養: 筋力トレーニングで疲労した筋肉は、休養中に修復され、成長します。無理なトレーニングは逆効果になるので、十分な休養を取りましょう。


下半身と体幹の強化は、球速アップだけでなく、投球動作の安定化、怪我の予防にも繋がる、投手にとって最も重要なトレーニングの一つです。この冬、地道な努力を積み重ねて、来シーズンは自己最速を更新し、相手打者を圧倒するピッチングを目指しましょう!

次回は、投手にとってのもう一つの重要な能力「コントロール」について、その改善方法を解説していきます。お楽しみに!

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